ビジネスルールのプロジェクトを成功させる3つの方法②

Colleen McClintock

ビジネスルールのプロジェクトを成功させる3つの方法の1つ目として、前回は「デシジョンに焦点を当てること」をお話ししました。今回は、その2つ目です。

 

ビジネス・パフォーマンスをまず最優先する

ビジネス・パフォーマンスの改善は、組織のゴールと目標に関する一貫性のある自動化されたデシジョンを行うことを意味します。明瞭に伝達および理解できるように、自社のデシジョンに対するビジネス目標を定義することは重要です。たとえば、クロスセルに対するプロダクト推奨を行うオンライン小売りチャネルのデシジョンを想定してみましょう。その目標は、ショッピングカートの平均購買額を2%増やすことによって、売り上げを増やすことかもしれません。

 

KPI(重要パフォーマンス指標)の定義は、ビジネス目標に対するプロダクト推奨のパフォーマンスを直接測定および追跡することを可能にします。良いKPIの特徴とは、以下のようなものです。

 

「KPIとは、意思決定者がビジネスゴールに向けた進捗を定義および測定することを支援する定量的な測定基準である。KPI指標は、複雑な基準をシンプルなインジケーターに変換する。それは、意思決定者が現状を評価し、迅速に行動することを可能にするものである。」

 

全てのKPIは指標ですが、全ての指標がKPIでないことを覚えておきましょう。皆さんは、デシジョンの入力データの特性やKPIのバリエーションを理解するのに役立つ指標を定義したいとおもうかもしれません。前述のクロスセルのサンプルにおいては、クロスセル推奨を行う前と、行った後の平均のショッピングカート金額を測定するKPIを定義することでしょう。しかしながら、新しいクロスセル推奨が原因でその変化が起こったのかどうかを理解するのに役立つ貢献指標を定義する必要もあります。

 

デシジョン管理システムの実装後に、ビジネス・パフォーマンスを測定することは重要です。そうすることによって、長期にわたり改善することができるだけでなく、より能動的になることができます。また、その指標を事前に定義し、実績データに対してそれらを測定することにより、デシジョン管理システムの実装前にデシジョン・ロジックを改善することができます。それは、期待されるビジネス・パフォーマンスと目標を満足することを約束するでしょう。アンダーライティングのアプリケーションを理解する上で、承諾するか拒絶するか、あるいは人間によるアンダーライティングに回すかという観点でのデシジョン結果を測定する指標をもつことができるようになります。この指標は、実装する前に価値があるものです。なぜならば、アンダーライティング・チームが現実的にハンドリングすることができる参照レベルの予測と統制をすることができるからです。

 

(Colleen McClintock)

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Colleen McClintock女史は、米国Sparkling Logic社のプロダクト担当バイスプレジデントです。当ブログ記事は、同社の許可を得て翻訳したものです。