ビジネスルール・プロジェクトを複雑にしていませんか?

James Taykor

BRMSは、コンスタントにコスト削減や俊敏性を実現し、顧客をハッピーにします。しかしながら、ほとんどのBRMSプロジェクトはポイント的なソリューションに留まっているようです。典型的な最初のBRMSの実装は、「大きなバケツに入ったルール」と呼ばれるものを作成することからスタートします。チームは、プロジェクトの一部としてBRMSを選択し、対象とするルールを洗い出そうとします。典型的には、業務エキスパートへインタビューし、業務方針マニュアルを読み、プログラムコードからリバース・エンジニアリングをします。プログラムコードからルールを抽出する際、大量のミクロレベルのルールを洗い出すだけに終始してしまいがちです。そう、1つの大きなバケツに。

バケツ

このバケツ一杯のルールは、あまり利用価値があるものではありません。チームメンバーは、非常に複雑なプロセス・ダイアグラムに個々のルールを配置、追加しようとするでしょう。ミクロレベルのルールのほとんどをこの方法で配置することは無理であり、さらに複雑なビジネスプロセスに貢献するだけのものとなります。ルールを適切に管理することも困難になるでしょう。

 

そのルールに対する組織的な構造はありません。したがって、そのルールを明確化する人間による情報ソース別にグループ化されることによって終わってしまいます。方針や規制が変更されたり、新しいビジネスニーズが明確になったりする際、そのチームは適切なビジネスルールをアップデートするのに苦労することでしょう。

 

デシジョン管理は、このような課題を解決します。ビジネスデシジョンが改善された時、ビジネスルール管理システムはROI(投資効果)を生みだします。価値を生成するのはそのデシジョンなのです。組織にとって重要なデシジョンに焦点を当てることにより、デシジョン管理はビジネスルールの設計と実装を簡素化する一方で、高いインパクトをもつ領域へのBRMS適用を加速化するでしょう。デシジョン管理アプローチは、以下のベネフィットを提供するものなのです。

  • 低コストかつ柔軟性を提供する
  • スタッフの稼働率を改善するために人手を介したアクティビティを自動化する
  • 反復性とコンプライアンスを改善する
  • 保守コストを減らす
  • 透明性とビジネスユーザーの関与を増やす
  • ビジネスオーナーに自身のシステムを管理する権限を与える
  • プロセスを簡素化してビジネスの俊敏性を改善する

私たちは、再利用、コラボレーション、ビジネスの関与を最大化するための中核拠点(Center of Excellence)を確立する方法を示すことができます。私たちのデシジョン・ファースト包括的アプローチ(訳者注:デシジョンを最初に明確にしてからルールに取り掛かるアプローチ)は、デシジョンに対するビジネス促進要因にマッチするものです。なぜならば、それはROIを最大化するためにビジネスルールの適用場所を明確にするからです。

 

(James Taylor)

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James Taylor氏は、米国Decision Management Solutions社のCEOであり、ブレイズ・コンサルティングのパートナーです。当ブログ記事は、本人の許可を得て翻訳したものです。