BRMSからBDMSへの進化

h.sako

Business Decision Management SystemのオープンソースベンダーであるOpen Rules社(米国ニュージャージー州)の社長兼CTOのPhD. Jacob Feldman氏のプレゼンテーションを聴く機会がありました。NTT データイントラマート社主催で、日本市場参入のキックオフセミナーでした。

 

BRMS関連のセミナーで、しかもベンダーから直接にプレゼンを聞くのは久しぶりでしたので、何が出てくるか?楽しみで聞きました。途中で退席し、デモは見ることはできませんでしたが、話の中で面白かった点や興味が持てた点について触れてみたいと思います。

 

まず、彼のプレゼンの中で何回も「B-D-MS」というB-D-に少し間を持たせた抑揚で、「Open Rules社はBusiness Rules Management Systemベンダー」であることを強調して紹介していたように思いました。確か数年前から、FICO社が言い始め、最近ではIBMがODM(Operational Decision Management)と呼ぶようになってきましたがコンテキストは同じです。このセミナーでは、製品の視点よりBDMSまでの歴史を上手く説明していましたので、ここで再度整理したいと思いました;

  • 1980年代:エキスパートシステムの時代で、AIと騒がれました。
  • 1996年~2000年代:Rules Engineの時代で、eコマース華やかりし頃です。ビジネスルールという言葉が使われ始めました。
  • 2000年から現在:ベンダーが各自表現していたが、BRMSで統一され始めた頃です。この時点では、BPMとBRMSが連携され、SOAが騒がれた時代が2000年です。

その後、BRMS(ビジネスルール管理システム)が統一して使用され、市民権を得ていましたが、生産効率のためのITから「高度化のためのIT」としてシステム構築が求められ、他技術である予測分析(Predictive Analysis)、データマイニング、CEP(複合イベントプロセス)等と連携されて、現在ではBusiness Decision Management Systemというソリューション/ツールの概念が出てきています。業務の判断ロジックをITシステム化するだけのルール・オーサリングツールとは別のソリューション(ツール/コンポーネント群)へと進化してきています。次回は、使用の視点でBDMSを紹介してみます。

 

(代表:酒匂)

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