BPMS/BRMSを用いた設計④

m.fukasawa

BPMSとBRMSを用いた開発方法は、これからのシステム開発の主流となると思われます。開発工数、開発コストの削減が図られますし、同時にユーザーとの見えるかも実現でき、開発の品質も向上できます。なぜこのような事が、可能になるのかといえば、プログラム仕様書とプログラムがなくなるからです。開発の工程で多くの作業と時間を占めていた工程がなくなることで実現できるのです。現在、少額短期という保険の分野で開発を行っております。概要設計、詳細設計、製造、テストの手順でこの開発方法を伝えていきます。

 

基本的な開発方法

  1. まず最初にDFD(Data Flow Diagram)を作成します。このDFDを基にしてBPMSでワークフローを作成します。BPMSはProcess Makerというオープンソースのツールを使用します。
  2. ワークフローをBPMSのBPMNで記述します。BPMNで記述しますとBPELという実行言語が自動作成されます。ワークフローに沿って事務処理が実行されます。
  3. ワークフローだけでは処理は実行されません。処理を実行させていくには、インプット画面、アウトプット帳票、ビジネスロジックが必要になります。画面定義や帳票定義は、ExcelやWordで定義し、Process Makerで処理を実行させます。ビジネスロジックは、BRMSで作成し、どのロジックを動かすかは、Process Makerで行います。
  4. ExcelやWordで定義した画面あるいは帳票をProcess Makerに登録します。
  5. BRMSで定義したビシネスロジックをProcess Makerに登録します。
基本的な開発手順
(図をクリックして拡大する)

BPMSではビシネスフローを表し、BRMSではビジネスルールを表すという方法で、少額短期保険のシステムを構築してきました。BPMSとBPMSを用いてシステムを構築するということは初めての試みだと思います。BRMSをもちいて、ビジネスルールを構築していくという方法は、最近のシステム構築方法では見受けられます。BPMSを用いる方法というのはあまり見受けられません。そもそも、BPMSとは何者というところから始まります。資料に口座振替のBPMSをつけています。処理はこの手順でながれていきます。このプロセスごとの1つをタスクと呼びます。ビジネスフローは、このタスク単位に流れていきます。タスク単位の粒度がよく話題になります。粒度の定義は何によって決めますかという質問がよくあります。粒度とは、システムを構築するために機能を正確に表わすためのものであるというものだと思います。基本的には名詞と動詞で表現できるものです。例でいえば、請求年月を入力、請求対象者を抽出、請求保険料を算出などです。

 

(深澤満)

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深澤満氏は、当社のパートナー企業のコンサルタントです。BPMSとBRMSを活用したシステム設計に関する特別連載Blogを寄稿していただくことになりました。