デシジョンを中核としたインテリジェントなプロセス①

James Taylor

デシジョンを中核としたインテリジェントなプロセスの必要性

プロセスアプローチのベネフィットは疑う余地のないものですが、組織によってモデル化され、実装されるプロセスの多くは、あまりインテリジェント(知性のある)ものではないようです。多くのプロセスは機械的かつ反復性のあるものであり、時として人間による意思決定に多くを頼っています。それらは、組織の内部に焦点を当てるものであり、組織のトランザクションと構造に対する組織自身の視点によって活用されているものです。これらのプロセスへの依存は、人間の介在なくして完遂するトランザクションがほとんどない一方で、アクションを待つキューが滞留するケースが多くなります。顧客は、このようなプロセスにイライラ感を募らせるでしょう。なぜならば、このようなプロセスは顧客との交流をさらに難しくさせる一方で、ビジネスの変化や新しい規制を上手く処理するために、組織はそのプロセスを順応させるのに四苦八苦するからです。組織は、ビジネスプロセスをもっとインテリジェントのあるものにする必要があります。よりダイナミックであり、より透明性があるものであり、より順応性があり、根本的にもっと顧客に焦点を当てるべきです。よりインテリジェントなプロセスの構築は、プロセスと同様にデシジョンへ焦点を当てることを必要とします。インテリジェントなプロセスは、よりデシジョンを中核としたものであり、そのプロセスの中にインテリジェントを持ち込むためにデシジョンへ焦点を当てるべきです。

 

この短い連載で、私はインテリジェント・プロセスの必要性を概説し、それを定義し、デシジョンの役割を議論することで締めくくりたいと思います。それでは、何がデシジョンを中核とするインテリジェント・プロセスの必要性を駆り立てるのでしょうか? 以下のようないくつかの要因が考えられます。

 

  • 激しい変化のペース - このフレーズは使い古された感がありますが、変化のペースは緩まるところがありません。企業や政府組織は、新しい環境、新しいデータ、新しい競合の変化に迅速かつ効果的に対応できるようにならなければいけません。
  • 消費者の期待 - 顧客や市民としての消費者は、携帯デバイスやソーシャルチャネルを使って、欲しいものを欲しい時に欲しい場所で手に入れようとする要求を増やしつつあります。
  • 規制の増大 - グローバル、国家、地域内の規制は、複雑性や多様化の一途を辿っています。
  • 引退する人々 - ビジネスノウハウをもったまま現役を退く人々が増えています。これは、古いプロセスを機能させる方法の経験の多くが、ドアの外に出ていくことを意味します。

 

これら全ての要因を通じて、CIOはITをシンプルにする必要性を痛感し続けることでしょう。その答えは、インテリジェントなプロセスを徐々に構築していくことなのです。

 

(James Taylor)

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James Taylor氏は、米国Decision Management Solutions社のCEOであり、ブレイズ・コンサルティングのパートナーです。当ブログ記事は、本人の許可を得て翻訳したものです。