BPMS/BRMSを用いた設計⑥

m.fukasawa

前回のBlogでは、ジョブフロー図や仕様の書き方をご紹介しました。今回はツールを使った開発手順についてお話ししていきましょう。ツールは、ProcessMakerというオープンソースソフトウェアを活用します。これを活用することにより、プロセス、入力画面や出力帳票を容易に作成することができます。基本的な開発手順をみていきましょう。

ProcessMaker
(図をクリックして拡大)

基本的な開発手順

  1. 最初に、ビジネス・フローを作成します。これは、OMG(オブジェクト・マネジメント・グループ)が提唱している業界標準のBPMN(Business Process Modeling Notation: ビジネスプロセス・モデリング表記法)で記述していきます。BPMNで記述しますと、BPEL(Business Process Execution Language: ビジネス実行言語)という言語が自動的に生成され、フローに沿った処理が実行されます。
  2. ビジネス・フローの機能は「タスク」で定義されます。「タスク」が複数集まって、ビジネス・フローを構成します。
  3. 各タスクの処理に必要な「ウェブ入力画面」や「アウトプット帳票」を作成します。
  4. ビジネス・フローの各タスクに、作成した「ウェブ入力画面」や「アウトプット帳票」、ビジネスルールを設定します。ビジネスルールは、BRMSで別途作成し、どのルールを動かすかはBPMSで選択します。

 

上記開発は、マウス操作で簡単に実行できますので、開発工数、開発コストの削減効果が見込めます。同時に「ユーザーとの見える化」も実現でき、開発の品質も向上できます。また、BPMS(ビジネスプロセス管理システム)で基本となるビジネス・フローを定義し、BRMS(ビジネスルール管理システム)でビジネスロジックを定義するというBPMSとBRMSの役割分担がしっかりとできていますので、運用に入ってもスムースなメンテナンスが行える業務プロセスの基盤となります。

 

次回は、BRMSによるルール構築についてご説明していきます。

 

(深澤満)

深澤満氏は、当社のパートナー企業のコンサルタントです。BPMSとBRMSを活用したシステム設計に関する特別連載Blogを寄稿していただくことになりました。