BPMS/BRMSを用いた設計⑨

m. fukasawa

保険業界雑記(その②)

前回は、私が勤めてきた3社の保険会社が取り扱ってきた商品について雑記としてお話ししました。今回は、経営者の能力についてお話ししたいと思います。

 

1社目の「がん保険」を取り扱った保険会社はカリスマ経営者がおり、社内だけでなく代理店からも高い経営者との評価を受けていました。当時、がん保険という商品はアメリカでマイナーな商品として販売されていました。また、日本においても商品認可がなかなかおりないため、本国では日本での販売をあきらめかけていたのですが、このカリスマ経営者はあらゆる努力を通じて日本における販売を実現したのです。がん保険を日本で販売すること、その販売に際して「がん保険」と名前を付けることでもすごいことですが、販売網に関しても日本で初の代理店制度を構築しました。それまでの生命保険の販売制度は、もっぱら外務員制度によるものでした。その代理店も、既存の代理店ではなく企業内代理店を中心に販売を行うという方法です。当時の日本経済は不況で、企業には人員整理される人がおり、そのような方々に仕事を与えるという制度を作って販売したのです。朝早くから夜遅くまでハードワークをこなすため、「セブンイレブン」というニックネームまで付けられていたほどです。

 

2社目の「変額保険」を取り扱った保険会社の社長は、ハーバード大学でMBA、オックスフォード大学のロースクール出身の超エリートでした。彼は、人柄もよく、やはり仕事に対して熱心でした。私は、外資系企業にしか勤めたことがありませんが、英語はだめなのです。日本語を勉強して日本語での会話ができるようにしてくれました。この社長もハードワーカーで、立ち机、納得するまで諦めないことで有名でした。

 

3社目の「所得補償保険」を取り扱った保険会社の社長は、鋭い感覚を持っている人でした。他の保険会社の副社長を訪問した際、自分の会社では創造性のある社員がいないということを聞き、帰る途中「あの人がいる限り創造性なんか育たない。創造性とは寛容性だよ」と言っていたことを覚えています。一目で相手を見抜くことができる人でした。

 

経営者の能力とは、ハードワーク、創造性、人柄でしょうか。後は、時の運。昨年11月から9回にわたり、「BPMS/BRMSを用いた設計」というテーマでブログを書いてみました。また、機会があれば書いてみたいと思います。

 

(深澤満)

深澤満氏は、当社のパートナー企業のコンサルタントです。BPMSとBRMSを活用したシステム設計に関する特別連載Blogを寄稿していただくことになりました。